※この記事は2022年7月時点の記事内容になります。
こんにちは!開発Gの渡辺です。
2022年7月10日にAWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト(SAA)に合格しましたので、どのように勉強したかのポイントを記事にしたいと思います。

↑は受験結果です! 720点が合格ラインですが、結構ギリギリでした・・・!(笑)
AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト試験とは?
AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト試験は
「AWSのテクノロジーを使用して、安全で堅牢なアプリケーションを構築およびデプロイするための知識を効果的に証明する」
「顧客要件に基づいて、アーキテクチャ設計原則に沿ったソリューションを定義する」
「プロジェクトのライフサイクル全体を通じて、ベストプラクティスに基づいた実装ガイダンスを組織に提供する」
能力を確認する試験になります。
学習期間
AWS認定試験にむけて学習した期間はおよそ1か月になります。
私自身試験日が近付かないとなかなかスイッチが入らないため、1週間前までダラダラと進めて、試験1週間前から危機感を感じてスイッチを入れて学習した流れになります。
試験1か月から1週間前まで
平日:0~30分
休日:1~2時間
試験1週間前から前日まで
平日:1~3時間
休日:6~8時間
学習教材
以下を使用して学習を行いました。
- Udemy
- 教材
- AWS公式ページ(BlackBelt)
Udemy
【2022年版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座

こちらの教材はハンズオン形式で実際にAWSを触りながら理解していく講座になりますので、AWSの全体的なサービスの内容を理解することができました。
【2022年版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)

こちらの教材は実際にAWS認定試験と同じくらいの難易度の問題を収録しているので、こちらの問題を繰り返し解いてなぜこの選択肢が正解なのかを理解することでサービスの内容を詳しく理解することができます。
ただし、ただ繰り返しで問題を解くだけでは答えを覚えてしまっていて根本的な理解にはならないので、正解率だけで理解度を判断するのはよくないと思いました。
教材

Udemy以外の教材として、AWS認定SAA試験で問われるシナリオカテゴリを総合的に把握することが大事なので、この本をチョイスしました。後述するシナリオカテゴリに対しての基本的な問題が網羅されているので、Udemyのハンズオン講座を完了後、模擬試験の講座を受講する前にこちらの教材を読むことをお勧めします。
AWS公式ページ(BlackBelt)
AWSのサービス別に詳細情報をPDFやYoutubeで公開されているので、理解が足りていないサービスについてはこのBlackBeltを読むことをお勧めします。
ただボリュームが多いので、完全に理解するために読むのではなく、なんとなくでも理解できれば問題ないかなと思います。
合格のためのポイント
合格を目指すポイントとしては、以下の4点だと思います。
- 普段からAWSに触れる
- 毎日勉強する
- AWSサービスの概要を理解する
- Well-Architectedを理解する
普段からAWSに触れる
正直ここが一番大事です!実際にAWS上でEC2やRDSを立てたりすることでAWSのサービスの内容を肌で感じ取ることができます。AWSを触らずに教材だけとなるとなかなか内容を理解するのが難しいです。
毎日勉強する
これも大事ですが、仕事終わりのあとだと疲れて勉強する気が起きないことがよくあると思います。
UdemyはiOSのアプリとしてもリリースされているので、通勤時にこのサービスの内容だけでも視聴するとかでもいいので、とにかくなにかしら新しいことを覚える気持ちを持つことが重要です!(笑)
AWSサービスの概要を理解する
AWS認定SAA試験は出題範囲が広いので、様々なAWSサービスの問題が出題されます。
例)AWS認定SAA試験で頻出のサービス
- EC2
- VPC
- IAM
- RDSやDynamoDBなどのデータベース
- SQS
- S3
例えばデータベースのサービスもRDS・Aurora・DynamoDB・RedShift・Elasticacheと豊富でユースケースに応じてどのサービスが適切かといった問題が出題されますので、それぞれのサービスの特徴を理解することが大事です。
Well-Architectedを理解する
AWSが推奨するアーキテクチャ設計ガイドラインであるWell-Architectedの考えを理解するが重要です。
SAA-C02(2022年7月時点)の出題分野とその比重は下記です。
シナリオのカテゴリ(出題分野) | 比重 |
レジリエントアーキテクチャの設計 (回復性の高いアークテクチャを設計する) | 30% |
高パフォーマンスアーキテクチャの設計 (パフォーマンスに優れたアーキテクチャを定義する) | 28% |
セキュアなアプリケーションとアーキテクチャの設計 (セキュアなアプリケーションおよびアーキテクチャを規定する) | 24% |
コスト最適化アーキテクチャの設計 (コスト最適化アーキテクチャを設計する) | 18% |
SAA試験ではレジリエントアーキテクチャの設計の出題の割合が高いので、この分野からまずは理解することが重要です。例えば可用性が高い設計、障害復旧が迅速にできる設計等にあたる部分にあたります。
上述で上げた書籍ではこれらの分野ごとの問題が網羅されているため、一度問題を解いてみて理解できなかった部分をより詳しく理解して苦手部分を1つ1つなくしていくようにしていくことが重要です。
SAA-C03について
なお、2022年8月30日から新バージョン(SAA-C03)に変わります。
シナリオのカテゴリ(出題分野) | 比重 |
セキュアなアーキテクチャの設計 | 30% |
弾力性に優れたアーキテクチャの設計 | 26% |
高性能アーキテクチャの設計 | 24% |
コストを最適化したアーキテクチャの設計 | 20% |
SAA-C02と SAA-C03を比べると、 SAA-C03 はセキュアとコスト最適化の問題の比率が多くなることがわかります。また、試験対象のAWSサービス数も増加するそうなので、難易度も若干難しくなりそうです。
SAA-C03の試験ガイドについてはこちらからご確認いただけます。
終わりに
AWS認定試験はAWSサービスを理解するためには一番わかりやすい指標となります。
今回SAA試験には合格しましたが、正直まだAWSのことは全然わかっていません。AWSの実務経験を積んでいき、さらにはSAP試験(ソリューションアーキテクトプロフェッショナル)の合格を目指して、日々の業務に活かしていきたいと思います。
