こんにちは、開発グループの渡辺です!
トライステージでは昨年の12月から「映像共感度分析」というサービスを開始しました。テレビ通販視聴者の共感度を視覚化して分析することで、売上を向上させる映像への改善点を提案するものです。
「映像共感度分析」サービスでは映像がオンエアされた際の呼量波形調査とモニターアンケート調査を用います。今回はモニターアンケートのアンケート回答者情報(性別や年齢)をRDSで集計して、グラフにしたいという要望がありました。
そのアンケート回答者情報をリアルタイムで確認したいということで当初はTableauで表示させていましたが、AWSのQuickSightに乗り換えを行いました!
QuickSightを採用した理由
理由としましては、主に2点です。
①1ユーザー毎の料金が安価で利用できる。
②アンケート回答者の集計をAWSのRDSで行っているため、AWS間の連携がすごく楽。
①は、Tableauは一番安価なTableau Viewerでも年間で18,000円かかってしまいますが、QuickSightではReaderで1ユーザー最大5ドル/月で年間大体5,500~6,000円あたりで抑えることができました。
②は、両方AWSのサービスなので、QuickSightをRDSと連携するのが本当に楽でした。具体的にはRDSのセキュリティグループでQuickSightからRDSへのインバウンドトラフィックを許可するように設定をしました。 私はAWSの経験があまり無かったのでその設定に時間がかかってしまいましたが・・・笑
RDSとQuickSightを連携させてみる

QuickSightのトップページのデータセットから新しいデータセット⇒RDSを選択します。ちなみにRDS以外にもMysqlやS3のファイルからも連携することが可能です。

ここでRDSの接続情報を入力していきます。接続情報があっているかどうかを左下の「接続を検証」ボタンがありますので、そこでテスト接続することができます。

あとは集計に使用しているテーブルを選択することで集計用のテーブルがQuickSightに取り込まれるようになります。
グラフを作成してみる

テーブルを選択すると、グラフの設定画面に進み、カラムを選択するだけで、グラフを表示させることができます。この程度であればEXCELでも表示させることができますが、テーブルにデータが追加される度にグラフが更新されるので、便利ですね!
ダッシュボードに公開する
想定のグラフが完成しましたら作成したグラフをダッシュボードで公開する必要があります。

ダッシュボードに名前をつけてダッシュボードの公開を押下すると、作成したグラフを他の人が閲覧することができます。
まとめ
AWSのBIツールで、QuickSightを使用してグラフを表示させてみました。Tableauでは複雑なグラフ表示ができる代わりに設定などがなかなか難しい部分があります。しかしQuickSightでは簡易的なグラフであれば、簡単に作成することができますし、時間もあまりかからず、コスト面でも抑えることができました。
私自身またまだAWSの勉強が足りていないですが・・・
AWSのことなら俺に聞け!と言われるまで、情報を発信していきます!
