システム開発

WEBデータベースにkintoneを採用した背景と採用したポイント

弊社トライステージでは
20年3月よりサイボウスのkintoneを導入しており、ここ最近では特にkintoneを多くの利用と開発するようになりました。

このkintoneですが、導入に至った背景と比較のポイントを簡単にレポートします。

背景としては
簡易的な営業支援システムをさっと作る必要があったため
ノーコード・ローコード開発のプラットフォームとして製品を探しました。

製品候補としては、
・コストを掛けたくないため、無料もしくは低価格の製品を選択
・EXCEL文化の強い弊社なので、表形式を扱える製品を調査
・GoogleスプレッドシートとGASで出来ると思いつつも、ガリガリコードを書いて開発をするイメージは当時なかったため、候補としては対象外。
より

kintone・Airtable・Googleスプレッドシート・国内製品の有料製品を比較
しました。

結論:コストは想定外に高くなってしまいましたが、 導入の用意容易さと権限管理周りの利便性を考えkintoneを契約

検証利用から採用に至った主なポイント
kintone
・ライトコースは安いが、表を使うことがメイン。
 APIが使えないのでカスタマイズが厳しい。価格が高いスタンダードコースでないと利用が現実的ではない。
・利用する人数分のライセンスでスタンダードコースにする必要がある。
・レコード表示権限は、一般的に想定できるロールの概念を表現できるので非常に便利。

Airtable
・API利用も無料でAPIはシンプルで非常に使いやすい。
・ただ、シンプルすぎて、テーブルデータを取得するAPIしかなく、テーブルに関するメタデータを取得できない。
・権限制御の概念が、無料プランだとほぼない。
 有料ライセンスの利用でも、参照か全参照権限かの2パターンしかない。
・工夫を凝らして権限を細分化することは可能であるが、
 メタデータを取得するためのAPIが無いので、後々でAPI管理することがでできなくなると判断。
・バリデーションチェックや表利用のUIの感じは、kintoneより良い感じがする。

その後、契約をして利用開始当初から、想定通りの動きをしてくれたので
無事1.5月位で営業支援システムが導入できました。あっさり導入できた結果を振り返ると、他の製品を採用していたら、意外と導入のハードル高かったのではないかがと思う部分が多々あります。

現在では、kintoneを使ってローコードとはとても言えない位のコードを書いてます。なら、GASでよかったのではないか、、、とう疑問も残りますが、今後はGASとの機能比較もどこかでできればと期待です。

弊社ではメインの環境のAWSにも Honeycodeがベータ版リリースされており、価格的には断然安いので、この界隈の動向をチェックしていこうと思います。

ABOUT ME
高山 和芳
高山 和芳
トライステージのシステム部門のマネージャー。 仕様検討とか調整事項を業務とすることが多い。 趣味は釣り。